アキュフェーズC-3900使いこなし‐2‐

 長岡派必須アイテム鉛インゴット登場。3900の上に乗かっている絵姿は初登場か(いや、多分、公開されていないだけで、人知れず行われていたかもしれない)。なお、電源コードは自作5.5スケア並行コード。 

    前回感じた音像の拡大を打ち消すため、907iに載せていた鉛インゴット4本を天板に載せてみることにした。290Vでは載せていなかったが、これは見た目と木製のボンネットだから。
 それに、そもそも高級アンプに鉛は似合わないし、工芸品の様な天板に傷でもつけたら大変だ。
 いわゆる対策に関しては、常識にとらわれないという感覚ももちろん重要だが、似合わない、相応しくない、見た目がよくないといった感覚も今は大切にしている。
 したがって、例えば電源コードを交換する場合は、プリやCDプレイヤーには3.5スケア、メインアンプには5.5スケアなどと使い分けていた。
 今回は禁を破ったというか、殻を破って敢えて一歩踏み出したということになる。
 
   
   もちろんプリアンプの天板にインゴットを載せたのはこれが初めてではない。PRA-2000、ZRでも試したと思うが、効果は?だったと記憶している。特にZRの天板(ボンネット)は大変熱くなるので、むしろ何も載せない方が良いという結論になったと思う。効果があまり感じられなかったのは木製によることかもしれないと、さしたる根拠もなく漠然と思うようになっていた。
結果
  • 意外なほど効果がはっきりと現れた。一言でいうとより音離れがよくなった
  • ちょっとオーバーな言い方をすれば、音がさらさらとSPからこぼれおちてくるような、音塊がSPから躍り出てくるといった鳴り方だ。見方(聴き方?)を変えると、フワッたとした、心地よい春霞棚引く空気感が一掃され、初夏の日差しが差してきたようでもある。
  • 昔、評論家の石田氏か福田氏?が音の粒立ちがよくなったといった表現を使っていた思うがそんな感じである。
  • 結果として、AETと肩を並べるところまできたと思うが、輝きはAETが上。
  • ちょっと驚いたのは、インゴットを取り去る気が起きないこと。つまり、見た目、経験則を超えた効果、メリットがデメリットを上回った。これまで聴いたプリの中で、これほど音が変わったという経験はない。
  • 加えて、全体として動的歪みが減ったのか、ボリュームが1〜1.5メモリ上がった
  • AAVA方式にはインゴットが効くのか、あるいは、天板からの音圧の侵入を許していたのかもしれない。
   さて、ここまでああでもないこうでもないと書いてくると、3900に対しネガティブな印象を与えてしまうかもしれないが決してそんなことはない。あくまで290Vとの対比が出発点であり、別の言い方をすればそれだけ290Vの完成度が高かったことの証左ともいえる。中古価格も以前の5割増しなっているようだし、人気が高かった割に流通量も少ないように思える。一方、280Vは結構市場に出回っているように思うが、これは爆発的?に売れたからであろう。頑な?にPRA2000、Z、ZRを使い続けていた長岡氏が、君子は豹変するとばかりに乗り換えたわけだから、当時のマニアに与えたインパクトは絶大だった。
閑話休題
  • 現状、当初よりだいぶ音が変わった(一変してしまった?)。さて、ここから更に先に進むか若干の迷いも出てきた。
  • 行き過ぎは、機器本来の持ち味(特徴)を消してまい、ある一定の音の方向に収斂させてしまうことが多い。
  • だから最近は、部品や電源コードなどをやたらに交換するといった、過度の対策を行わなくなっている。
  • 他方、907iの限界みたいなものもチラリと感じた、いわゆる格不足かもしれないし、もしかするとバイポーラのクセが出てきたのかもしれない。
  • 何はともあれ、先週までのAETショックの勢いで、材料買ってしまったので、進むしかないか。
 
   つづく