さて、実際の音だが既にクロック交換を経験していると違いは？？？である。一対一の切り替え比較を行わないと分からないレベルである。中高域がこっちの方が鮮やかに感じるが、これはSL-PS860との違いで感じるのだろう。
全体を見て分かるのは、クロック基盤の位置の他に２本のアルミ？支柱に新たについた切削痕？である。同心円状に付いているので、何か大きな機械で加工したのだろうか？
その他、内部を点検したが特に変更は無かった（と思われる。）
クロック基盤は、外側からしか確認しなかったが、大中小のコンデンサー４つ程度あり、こちらの方が大掛かりである。
久しぶりにVRDS-２５を聴いたが、やはりボーカルの凄みではこちらが上である。SL-PS８６０にはないものである。VRDS-２５も前より元気がよくなった様な鳴り方である。中高域のキレが増した感じがする。 なお、ピックアップがかなり劣化していたらしく、バージョンアップに併せて交換してある。これはちょっと意外だった。一般人が丁寧に使っていても１０年たてばピックアップはガタガタなのである。だとしたら、うかつにネットオークションでサービスが受けられないＣＤプレイヤーは購入できないということだろう。ピックアップの交換によるためか、以前、左チャンネルから僅かに出ていたジー音が、聞こえなくなった。耳を近づけなければ分からないし、ＳＰが超高能率なのであまりこの手のノイズは気にしないようにしていたが、ピックアップの劣化が原因だったのかもしれない。
